万延元年(西暦1860年)創業 十八楼
万延元年(1860年)の創業以来、長良川畔に佇み、訪れるすべての方とのご縁を大切に歩んだ150年。
多くの方に素晴らしいご縁を頂き続けたこと、真に有り難く存じます。
岐阜県外のお客様にはもちろん、県内や市内の方にも
歴史、文化、自然という岐阜のよさを、十八楼を利用することで
改めて知っていただければ幸いです。
岐阜の歴史、文化を感じつつ、こころのそこまでほぐれる様な、至福の時をお過ごしください。
岐阜新聞掲載のコラム「素描」全9回はこちらからご覧下さい。
お読みになられた多くの方から励ましのお言葉やお手紙を頂き有難うございました。
時代 | 西暦 | 和暦 | できごと | 十八楼 当主 |
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奈良 | 8世紀始め | 『古事記』 『日本書紀』に神武天皇の伝承として鵜飼記事あり | ||
室町 | 1539 | 天文8年 | 斉藤道三が稲葉山城を修築し居城とする | |
1567 | 永禄10年 | 織田信長が稲葉山城を占領、地名を井ノ口から岐阜に改名 | ||
江戸 | 1600 | 慶長5年 | 関ヶ原合戦の前哨戦で、信長の孫 秀信が西軍に味方。岐阜城は東軍に攻められ、落城 | |
1605 | 慶長10年 | 徳川家康、鵜飼観覧に訪れる | ||
1610 | 慶長15年 | 江戸幕府、鵜飼保護の触書を出す | ||
1619 | 元和5年 | 岐阜町が尾張藩領となる | ||
1688 | 貞享5年 | 松尾芭蕉、岐阜に滞在し「十八楼の記」をあらわす | 初代 十八楼主人 | |
1830~44 | 天保 | 十八楼の前身、山本屋が長良川畔で旅館を営む | ||
1860 | 万延元年 | 山本屋を十八楼と屋号改名。「三十四楼記」選述 | ||
明治 | 1871 | 明治4年 | 美濃国が岐阜県に統一される | 二代目 伊藤儀助 |
1874 | 明治7年 | 長良川に舟橋ができる。明七橋と名付けられる | ||
1884 | 明治17年 | 長良橋が木橋に架けかえられる | 三代目(1887~) 伊藤治助(儀助親戚) |
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1889 | 明治22年 | 岐阜市制が施行される 十八楼周辺地域は、岐阜町から岐阜市になる |
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1890 | 明治23年 | 長良川筋の鵜匠、宮内省の所属になる | ||
1891 | 明治24年 | 10月28日、濃尾大震災発生 | 四代目(1897~) 伊藤房太郎(治助長男) |
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1901 | 明治34年 | 長良橋が県の費用で架けかえられる | 五代目(1907~) 伊藤末吉 (房太郎弟・後に喜六と改名) |
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1910 | 明治43年 | 金華山頂に模擬城(木造)完成 | ||
大正 | 1914~18 | 大正3年~7年 | 第一次世界大戦 | |
1915 | 大正4年 | 長良橋が木橋から鉄橋となり、橋に鉄道が敷かれる | ||
1917 | 大正6年 | 木橋に使われていた木材を利用し、三重塔完成 | ||
1921 | 大正10年 | 3階建に改築。大理石の浴場と巨大な滝を設置 | ||
昭和 | 1927 | 昭和2年 | 鵜飼観覧事業が岐阜市営となる | |
1930 | 昭和5年 | 柳ケ瀬に丸物百貨店が開店する | 六代目(1933~) 伊藤久子(喜六長女) |
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1936 | 昭和11年 | 躍進日本大博覧会が岐阜公園で開催 | ||
1939 | 昭和14年 | 第二次世界大戦開戦 | ||
1940 | 昭和15年 | 岐阜護国神社 社殿竣工 戦時体制下の経済統制により、営業困難となる |
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1943 | 昭和18年 | 金華山頂の模擬城が焼失 | ||
1944 | 昭和19年 | 十八楼は軍に接収され、航空本部の将校宿舎となる | ||
1945 | 昭和20年 | 7月9日、岐阜大空襲 十八楼および周辺地域は戦火をまぬがれる 8月15日終戦 |
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1946 | 昭和21年 | 長良川全国花火大会(岐阜新聞・岐阜放送主催)が始まる | 七代目(1949~) 伊藤公平(久子夫) |
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1954 | 昭和29年 | 現在の長良橋が開通(歩行者、自転車のみ通行可) | ||
1956 | 昭和31年 | 金華山頂に現在の復興天守が寄付により落成 | ||
1957 | 昭和32年 | 全国選抜長良川中日花火大会(中日新聞主催)が始まる | ||
1959 | 昭和34年 | 伊勢湾台風による大被害発生 | ||
1961 | 昭和36年 | チャップリン、鵜飼観覧に訪れる 十八楼を合資会社とする |
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1962 | 昭和37年 | 昭和天皇が鵜飼をご覧になる | ||
1973 | 昭和48年 | 大河ドラマ「国盗り物語」ブームで、鵜飼観覧客が30万人を越える | ||
1980 | 昭和55年 | 芭蕉の「十八楼の記」のレリーフをロビーに展示 | ||
1984 | 昭和59年 | 十八楼を株式会社とする | ||
1985 | 昭和60年 | 長良川が環境省認定「名水百選」に選ばれる | ||
1988 | 昭和63年 | ぎふ中部未来博開催 | ||
平成 | 1997 | 平成9年 | 伊藤公平、藍緩褒章を受章 | 八代目(1998~) 伊藤善男(公平長女 泰子夫) |
2001 | 平成13年 | 長良川が「日本の水浴場88選」に選定 (全国唯一の河川の水浴場として選出) 川原町まちづくり会が発足 |
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2002 | 平成14年 | 鵜飼1300年を迎える 長良川温泉が「にっぽんの温泉100選」に選出 |
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2003 | 平成15年 | 最上階に露天風呂付客室を10室新設 | ||
2004 | 平成16年 | 岐阜市都市景観賞を受賞 | ||
2005 | 平成17年 | 大浴場 川の音を新設・川の瀬を改装 愛・地球博(愛知万博)開催 |
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2006 | 平成18年 | 「こよみのよぶね」(監督:日比野克彦)が始まる 2階大宴会場等の改装 |
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2007 | 平成19年 | 4階大宴会場等の改装 | ||
2009 | 平成21年 | 川原町界隈の電柱地中化工事が完了 岐阜市制120周年を迎える 土蔵を曳家・改装工事に着工 大駐車場整備 |
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2010 | 平成22年 | 創業150周年を迎える 土蔵レストラン「時季の蔵」がオープン |